必要なのはチャレンジ精神。やってみれば面白い仕事です。

先輩社員紹介 製造職Sさん

2015年入社 製造職 Sさん

以前は外壁用塗料の製造工場に勤務していましたが、給与の面で将来的に不安を感じていました。そのため転職を考えていたところ、学生時代の先輩と食事に行った先で「工作機械の部品とかを作っている工場で働かない?良かったら一度見に来なよ。」と言われたのがきっかけです。
その時は工場が稼働していない時の見学だったので、正直なところ、マンホールのフタが鋳物だよと説明されても、鉄は鉄じゃないの?と、鉄と鋳物の違いがよくわからなかったのですが、転職するなら全く知らない業界の方が面白いなと思っていたので、条件が良かったこともあり入社を決めました。

やってみないと楽しさは分からないので、当たって砕けるくらいの気持ちで来てください。

今は主型造形(おもがたぞうけい)の工程を担当しています。
鉄を流し込む外枠を作る仕事です。
木型に金枠をはめ込み、樹脂を混ぜた砂を流し込んで、後の注湯の工程で壊れないように突き固め、硬化させて抜型するまでの工程を行います。
固まった枠から固まった型を抜く”抜型”の作業は、クレーンで枠を水平に持ち上げるだけなのですが、そのまっすぐ上げるのがなかなかうまくいかず、後の工程の人を待たせてしまい、怒られはしなくても自分の中の焦りが募って辛かったです。
自分的にやっと何とか操作ができるようになったと思えたのは1年ぐらい経ってからだったでしょうか。今でも時々型の壁がボロッとする時もあり、先輩にコツを聞きながら操作をしています。
ある程度経験を積んでからは、型の組み方を考える”方案設計”も任されるようになりました。複雑な形状の型の中を溶かした鉄が隅々まできれいに回るように設計しなくてはなりません。きちんと組まないと鉄を流している途中で砂の型が崩れてしまいますが、うまくいったかどうかは製品になるまで分からないので、3、4日経って鉄が固まり型を抜いた時に自分で描いた通りの製品が出来上がっていると嬉しく、やりがいを実感しますね。

僕の部署は主にクレーンでの作業です。クレーン作業が止まると後の工程も詰まってしまい、僕が型を壊すとまた最初からやり直しになってしまいます。
後の工程が出来るだけスムーズに進むように、きれいに早く型ができるように、もっとクレーンの技術を向上させたいと思っています。
最初来た時はみんなガタイがいいので、見た目は怖いと思いましたが気さくな人が多く、慣れない自分にも積極的に話しかけてくれました。先輩、上司の壁もなく、人に恵まれた職場だと思いますよ。

大変な仕事ですが、やってみれば楽しいです。特に若い方は当たって砕けろくらいの気分で来てくれると嬉しいですね。

先輩社員紹介Sさん画像